2006-07-14から1日間の記事一覧

第3章

西の空の茜色の光もようやく燃えるような輝きを静め、夕闇が優しい紫の ヴェールを広げようとするころ、4人の旅人はガーハウンド村に到着した。 「ああ、明るいうちに着いてよかった。さっそく番所だな!」 ケインは馬の背から木箱を降ろし、肩に担いだ。木…