はじめに:

 これから書く物語は、テーブルロールプレイングゲーム
 「ルーンクエスト」の『仮想リプレイ』とでもいいましょうか。

 いまからもう10年以上前、もう名前も忘れてしまいましたが、
 あるグループに参加して生まれて初めて「ルーンクエスト
 をプレイしました。
 「・・・世の中に、こんな面白い遊びがあったなんて!!」
 私はそう感じずにおられませんでした。
 (残念ながらそのグループの方たちとはケンカ別れしてしまいましたが)

 女の、初心者のプレーヤーということでマスターもずいぶん手加減して
 くれたと思いますが、私のPCはマスターの思い描いていた
 ような恋と冒険の日々にあけくれることもなく、結局プレイは盛り上がりに
 欠ける尻つぼみなものになってしまいました。
 マスターのがっかりした顔・・・。
 その時私は「マスターが期待していたような物語を書いてみよう」と
 決めたのです。そしてみんなのPCシートをゆずってもらいました。

 その後他のグループに参加させていただきちょっとだけTRPGを
 プレイしてみましたが、プレーヤーの年齢層の低さ
 (自分だけが突出して高いのかも)や
 個性の強すぎる人たちなどに悩まされ、今はなにもしておりません。
 でもあのときグローランサで旅した思い出が忘れられず、
 ちょっとづつノートに書きためておいた設定や小ネタを捨てるのも
 忍びないので、blogという
 便利なツールを使ってこっそりと発表しようというわけです。

 現在「ルーンクエスト」がどのようにプレイされているのか
 私は知りません。
 またルーンクエスト自体についても初心者なので、
 文中の魔法や装備の呼び名、
 ルールに則っていないPCのヘンな行動など、ツッコミどころ満載かと
 思います。
 そのあたりはどうか生暖かい目で見守って下さい。

 では、クソ熱い火の季のグローランサに足を踏み出してみましょう。